思い出せる機構づくり
「いちどあったことは忘れないものさ。
思い出せないだけで。」
千と千尋の神隠し 銭婆より。
時々このことばを思い出します。
仕事においても勉強においても、上手くいく秘訣がこの言葉に詰まっていると思います。
人は知識を得ようとする時、「覚える」ことをしますよね。
一度見たものや聞いたものを忘れないという天才ではない限り殆どの人が「覚える」ことに苦労した経験があるでしょう。
たとえば受験やテストで「これなんだっけな〜」と思い出せないことありますよね。
それにも及ばず「知らない」こともあったはずです。
ですが、知らないことの大半は知っていることに結びついてるんですよ。
人は多くの知識を覚えようとします。
例えるならば、貴方は世界中の国々、都市を巡りたいと夢見ているとします。
そのためにその国に何があるのか、どんな都市なのかを調べます。
でも、行き方を知らなければただの想像ですよね。
地図がなければそこには行けないですよね。
ひとは目的の知識を得ることに多くの努力を注ぎすぎてしまいます。
でも大切なのは道順を覚えること。
つまり、思い出せる機構を作ること。